110周年に向けて動物にまつわる
SNSキャンペーンを年4回で開催!
実はピンチな世界の動物たち。
自然環境や生物多様性の現状を知り、
応援したいと思う動物に投票してください。
各SNSキャンペーン投票者の中から
抽選で10名様
天王寺動物園オリジナルグッズをプレゼント
いたします。
各キャンペーンの投票率トップを
獲得した動物たちで
決勝大会を動物園内で開催!
天王寺動物園のNO.1はだれだ!

動物をクリックすると動物達の現状がわかる!
ぜひ見てね!

地球にはたくさんの動物たちが
共に暮らしています。
しかし、近年は気候変動や、
⼈間の様々な活動によって
絶滅危惧種が増加しています。

絶滅危惧種が増え、
多くの動物たちが
地球からいなくなってしまうと、
⽣態系が崩れてしまい、
私たち⼈間の⽣活にも⼤きな影響を及ぼします。
動物は⼀度絶滅してしまうと、
もう⼆度とよみがえらせることはできません。
SDGsの⽬標15「陸の豊かさも守ろう」を
⽬指してこれ以上動物が絶滅していかないように
⼈間と⽣物が共存できるような社会を
⽬指すことが⼤切です。


《絶滅危惧種ってなぁに?》

⽣息している数が減り、
近いうちに絶滅する恐れがある⽣物や、
限られた場所にしか⽣息しない
⽣物のことをいうよ!


では、絶滅が⼼配されているのは
どんな動物か?
絶滅を⽌めるために、
私たちには何が出来るのか?
⼀緒に学びながら考えましょう!

シシオザル (学名:Macaca silenus)

サル(霊長目)・オナガザル科

尾の先がライオンの尾のように房(ふさ)になっているシシオザルですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
シシオザルが減少している主な原因は、森林の減少です。
人間がお茶やコーヒー、ユーカリなどのプランテーションを拡大しています。
そうすると生息地である森が切り倒され、シシオザルは生活する場所がなくなり、数が減ってしまうのです。

《ユーカリってなぁに?》
オーストラリアでよく見られる木のことをいうよ!
薬や紙、木材、香りなどいろいろな場面で使われているよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

大きな群れで暮らす動物なので、複数で生活させています。
野生では、ほとんどが木の上で生活することから、消防(しょうぼう)ホースなどを上に設置し、立体的(りったいてき)な動きができるようにしています。

ドリル (学名:Mandrillus leucophaeus)

サル(霊長目)・オナガザル科

真っ黒な顔と、顔の周りに生える白い毛が特徴的なドリルですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
ドリルが減少している主な原因は、生息地の減少です。
人間がたくさんの木を切り倒したり、パーム油を作る為にプランテーションを拡大したりすることによって、ドリルの生息地が失われているのです。他にも、狩猟(しゅりょう)などの問題もあります。

《プランテーションってなぁに?》
大きな農園のことをいうよ!たくさんの同じ作物を育てるための場所だよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

野生では多くの時間を食事に費やすため、少ない量のおやつを何回かに分けて与えるようにしています。

アルダブラゾウガメ (学名:Geochelone gigantea)

カメ目・ゾウガメ科

100歳以上生きる長生きのカメ、アルダブラゾウガメですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
アルダブラゾウガメが減少している主な原因は、乱獲(らんかく)です。
動きがにぶく、エサを与えなくても長生きしたことから、大航海時代には、航海(こうかい)のための食用や、燃料の油用、ペットや剥製(はくせい)目的として人間がたくさん捕まえ、数が減ってしまいました。

≪乱獲ってなぁに?≫
たくさんの生物を、その生物が増えるよりも速いスピードで一度に捕まえすぎてしまうことを「乱獲」というよ!
やりすぎると自然のバランスがくずれてしまうの!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

健康管理のための採血(さいけつ)や体重測定を、動物が自発的に協力してくれるようにトレーニングしています。

野間馬 (学名:Equus caballus 'noma' (domestic) )

ウマ(奇蹄目)目・ウマ科

天然記念物に指定された日本固有の馬、野間馬ですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
野間馬が減少している主な原因は、農業の機械化です。
江戸時代には農作業を手伝ってもらうことが多く、飼育(しいく)や繁殖(はんしょく)が行われていましたが、農業の機械化が進んだことによって、数が減ってしまいました。
また、明治以降に政府が小型馬の生産、育成を禁止したことも原因の1つと考えられます。

≪農業の機械化ってなぁに?≫
畑仕事や田んぼの仕事を機械でやることをいうよ!昔は人や動物がやっていた仕事を、今はトラクターやコンバインなどの機械がやっているんだ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

運動や気分転換として、毎日園内を散歩させています。また、砂浴びができるように放飼場の土を常に掘り返しています。
放飼場(ほうしじょう)・・・屋外で動物を放し飼いにする場所のこと。

キャンペーンに参加する

キリン (学名: Giraffa camelopardalis)

哺乳綱・偶蹄目・キリン科

キリンは動物園で見られることも多く、私たちにとって身近な動物です。
しかしそんなキリンも実は絶滅の危機にさらされているのです。
キリンが減少している主な原因は、密猟です。
キリンの肉や皮などを目当てに密猟を行う人がいます。肉は食事の為に、皮は衣服の為にと、貧困により衣食の確保すらままならない社会情勢が密猟を加速させているのです。
また密猟に加えて、生息地の減少、政情不安定、ひとによる環境変化など(農業など)の問題もあります。

《密猟ってなぁに?》
国のルールを無視して野⽣動物を勝⼿に狩ることを「密猟」と呼ぶよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

キリンは⾆を使い反芻する動物です。
そのため、グラウンド各所に格⼦状のおやつが入った箱を設置し、時間を掛けて⾷べさせるようにしています。
反芻(はんすう)・・・⼀度飲みこんだ⾷物を再び⼝の中に戻し、よくかんでからまた飲みこむこと。

レッサーパンダ (学名: Ailurus fulgens)

哺乳綱・食肉目・レッサーパンダ科

キュートなお顔が可愛くて⼤⼈気のレッサーパンダですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
レッサーパンダが減少している主な原因は、地球温暖化です。
飼育されているレッサーパンダは暑さにとっても弱く、地球温暖化で森が変化することで食べ物も少なくなっているのです。

《地球温暖化ってなぁに?》
⽯炭や⽯油を燃やして電気をつくったり、⾃動⾞や⾶⾏機を動かしたりなど、⼈間の活動によって⼆酸化炭素などの「温室効果ガス」が空気中にどんどん増え、地球の気温が上昇し続けることを「地球温暖化」と呼ぶよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

アスレチックの設置など、レッサーパンダが運動する環境を設けています。

コンドル (学名: Vultur gryphus)

鳥綱・タカ目・コンドル科

巨⼤な⿃、コンドルは強くて大きな動物です。
しかしそんなコンドルも実は絶滅の危機にさらされているのです。
コンドルが減少している主な原因は、有害物質の摂取です。
害獣を追い払うために置かれた毒薬餌を間違って⾷べてしまった、銃殺された動物の死骸を⾷べて鉛中毒になってしまった、毒殺された動物を⾷べてしまった、という理由があるのです。

≪毒薬餌ってなぁに?≫
毒を⼊れたエサのことをいうよ!日本では主にネズミやゴキブリなどを追い払うために使うよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

展⽰場整備をする際に動物が嫌がらないようにする必要があります。
ウォーレスが嫌な思いをせずに作業が出来るように⼀定時間箱に⼊っていてもらうトレーニングをしています。

ジャガー (学名: Panthera onca)

哺乳綱・食肉目・ネコ科

凛とした⽴ち姿がかっこいい、強そうなジャガーですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
ジャガーが減少している主な原因は、⽣息地の減少です。
農地や牧草地の開拓など、都市開発のために⾃然が広く失われ、ジャガーの住む場所が減ってきているのです。

≪都市開発ってなぁに?≫
⼈々が住みやすい街をつくったり、都市を発展させるために⼟地を整備することを「都市開発」と呼ぶよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

⾃発的に⼝を開けてもらえるようにトレーニングをし、⼝内を確認して異常の早期発⾒に繋げています。

1組は終了しました

ホッキョクグマ (学名:Ursus maritimus)

哺乳綱・ネコ(食肉目)・クマ科

陸上最大の肉食獣といわれる動物、ホッキョクグマですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
ホッキョクグマが減少している主な原因は、地球温暖化です。
温暖化により北極の氷が溶ける時期がどんどん早まっています。
すると、海氷(かいひょう)の上で狩りができなくなって、栄養不足になるクマが増えているのです。

《地球温暖化ってなぁに?》
⽯炭や⽯油を燃やして電気をつくったり、⾃動⾞や⾶⾏機を動かしたりなど、⼈間の活動によって⼆酸化炭素などの「温室効果ガス」が空気中にどんどん増え、地球の気温が上昇し続けることを「地球温暖化」と呼ぶよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

野生の暮らしと違い、飼育下では狩りをする機会がありません。
そこであえて食べ物の一部を取りにくい場所に設置し、ホウちゃんが「自分の力で自分の食べ物を手に入れる」という与え方をしています。

マレーグマ (学名:Helarctos malayanus)

哺乳綱・ネコ(食肉目)・クマ科

長い舌を出す姿がとても可愛らしいマレーグマですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
マレーグマが減少している主な原因は、森林の減少です。
人間がパーム油を作る為、家具や紙を作る為にたくさんの木を切り倒しています。
そうするとマレーグマは生活する場所がなくなり、食べ物も見つけにくくなってしまうのです。
他にも、野生動物犯罪(やせいどうぶつはんざい)の取り締まり不十分、狩猟(しゅりょう)、乾期(かんき)における大規模な山火事などの問題もあります。

《パーム油ってなぁに?》
ヤシの木の実から作られる油のことをいうよ!主にお菓子やシャンプーなどに使われるよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

マレーグマは木に登って長い舌を使って食べ物を手に入れる動物です。
そのため、窓わくにつかまって格子(こうし)のすきまから舌を伸ばし、格子の向こうにあるおやつを食べられるようにしています。

フンボルトペンギン (学名:Spheniscus humboldti)

鳥綱・ペンギン目・ペンギン科

暑さに強く、ヨチヨチ歩きが可愛いフンボルトペンギンですが、実は絶滅の危機にさらされているのです。
フンボルトペンギンが減少している主な原因は、食料不足です。
人間が魚をとりすぎていることや、エルニーニョ現象によって魚が涼しい場所へ移動してしまい、ペンギンが住んでいるところに食料となる魚がいなくなってしまうのです。
そのため、親鳥がえさやりをできなくなることもあり、寒さと飢えのために多くのヒナが死んでしまいます。
他にも、人による生息地の破壊(はかい)などの問題もあります。

≪エルニーニョ現象ってなぁに?≫
太平洋の中部から南米ペルー沖(おき)にかけて、海面の水温が通常よりも大きく上がり、その状態が 1 年程度続く現象のことをいうよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

波や潮の流れがある海での生活を再現する為、ペンギンパークのプールには造波(ぞうは)装置を設置し、海のような環境を再現しています。

シュバシコウ (学名:Ciconia ciconia)

鳥綱・コウノトリ目・コウノトリ科

赤いくちばしがトレードマークのシュバシコウですが、地域によっては絶滅の危機にさらされているのです。
シュバシコウが減少している主な原因は、生息地の減少です。
池や沼(ぬま)の干ばつ(かんばつ)により、食料となる昆虫などが減っています。また、ダムを建てたり、田んぼや畑の拡大も生息地が減っている原因といえます。
他にも、巣をつくる場所の減少、越冬地(えっとうち:冬の寒い時期に移動して過ごす暖かい場所)の砂漠化(さばくか)、殺虫剤(さっちゅうざい)の影響、毒えさを間違って食べてしまうなどの問題もあります。

≪干ばつってなぁに?≫
長い間、雨が降らずに水不足になって、土地がかわいてしまうことを「干ばつ」というよ!

天王寺動物園での動物福祉の取り組み

野生と同じように自由に飛び回れる場所を設けて、高い所で営巣できるようにしています。
営巣(えいそう)…鳥が巣を作って住むこと。

2組は終了しました
  • 電気を使わないときは、こまめに消そう!
  • 自然のなかに入ったときは、
    ゴミはすべて持ち帰ろう!
  • 自然環境に配慮してつくられた
    製品を探して選ぼう!
    (例えば...RSPOやFSC©認証マークのついた製品など。)
  • 絶滅するおそれのある生物や
    その加工品などを旅行のおみやげで
    買わないようにしよう!
  • 野生の生物にエサを与えたり、
    さわったりしないようにしよう!
  • 自然環境について調べて、
    家族や友だちと話してみよう!